小澤征爾さんの音楽の原点が賛美歌のコーラスから始まっていると言うお話
私が拝聴しているFM福岡のラジオ番組「小澤俊夫、昔話へのご招待」の放送が何と400回を迎えたそうです。おめでとうございます。
小澤俊夫先生は、ドイツ文学者であり世界的に権威のある昔話の研究者であると同時に、子供や大人にコーラスの指導もされている方です。小澤先生は子供の頃からお母様の影響で教会に行き、家では賛美歌を4人兄弟でコーラスしていたそうです。
この4人のご兄弟の中には、世界的に有名な指揮者の小澤征爾さんがいらっしゃるというご家族。小澤征爾さんの音楽の原点が賛美歌のコーラスから始まっていると言うお話をお兄さんである、俊夫先生が話されていました。
この俊夫先生はコーラスが大好きで、天井の高い音響の良さそうな教会に行くと、歌わずにはいられなくなるそうです。指導しているコーラスのメンバーとヨーロッパを旅行中、観光地としても有名な教会に行き、その場で交渉して歌ったりしているそうです。
放送400回記念は、九州キリスト教会館で行われ、子供達にコーラスの指導をしている模様が放送されていました。
放送400回記念は、九州キリスト教会館で行われ、子供達にコーラスの指導をしている模様が放送されていました。簡単なドレミの音で和音を作って、その場でコーラスの楽しさを子供達に教えている様子がとっても素敵でした。
メロデイーとアルトだけの2声のコーラスが、魔法にかかったように深みのある音になる事に子供達が驚き楽しんでいるのを聞くと、音楽がもたらす子供達への影響ってすごいものだなあと思わずにはおれません。赤ちゃんや小さな子供に歌を歌うと、たとえ遊んでいてもその手を止めて、じっと聞いている事がよくあります。
歌もお話しも子供達は大好きですね。人と人が触れ合い語り合う事が少なくなっている今の世の中だからこそ、人が直接その子に語りかけたり、歌ったりする事の大切さを感じています。
子供にお話を語り、歌を歌う事を大切にし、人々にその楽しさを教えて下さっている小澤俊夫先生。現在86歳だそうですが、いつも新しいことへの挑戦にワクワクしていると語られている先生のお話しは、老いる事の不安や何かができなくなる事への寂しさを払拭させ聴衆者へ励ましを与えてくれます。小澤先生のますますのご活躍をお祈りしています。
マダム
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