フランスはカトリックの国。パリにもフランスの田舎にもあちらこちらに古い教会がありました。その建築のすばらしさ故に、世界的に有名になっ て誰でも知っている教会がいっぱーいあります。とりあえず、訪ねた教会は必ず中に入りました。写真撮影がOKなところと、禁止されているところがあるの で、撮影を禁止されている教会ではパンフレットを買いました。
旅行案内書でまず行って見たかったステンドグラスの美しい教会、Sainte Chapelleに一番最初に行きました。この日はお天気も最高でしたので、光が必要なステンドグラスを見学するには最高の日でした。この後、私の旅は帰 国の日一日をのぞいて、ほとんど曇りかにわか雨などの日でしたので、本当にラッキーでした。
わたしが知っているアメリカや日本のプロテスタントの教会は十 字架と講壇、椅子だけのようなとてもシンプルなものですので、カトリックが世界を制覇していた当時、王様の命令によりお金をかけまくった教会は、それはすごいも のでした。
この教会で、ビバルディー、シューベルト、モーツアルトのコンサートが行われるようです。チャペルコンサートは至る所で、されていました。聞いてみたかったなぁ〜。
ノートルダム教会はちょうど午後4時のおミサの時間でした。見学者も自由に参加できます。わたしも参加し祈りを捧げました。
フランス田舎街’Cloyes-Sue le Loir’の教会です。
貝のマークはスペインが本拠地の団体だそうで、あちこちにあるこの貝のマークの教会を巡礼して、最後にスペインまで行く人が多くいると言う話を、アルゼンチン系フランス人の友人から聞きました。へ〜、ヨーロッパにも巡礼ってあるんだぁ。
中はひっそりとシンプルな佇まい、厳かな感じで教会堂の中は祈りを捧げたくなる静けさがありました。
こちらは有名なモンマルトルにあるサクレクレール寺院。寺院の中は撮影禁止。ここでは一日から一週間など、いろいろなコースの修養会に参加できる施設があるようです。この中で祈っていた人々の中には訪問者だけではなく、修養会に参加している方が祈っていたのかもしれません。みんな静かに、必死にお祈りを捧げていました。
サクレクレール寺院の正面『ここは125年間、昼も夜も誰かが主に祈りを捧げています。来て主を拝みましょう。』 この垂れ幕を見て思わずハレルヤ!
サンジェルマンデプレ教会。パリ最古の「ロマネスク様式」教会だそうです。
訪ねた教会のすべての会堂右、左横には必ずいろいろな聖人の部屋がありました。また、懺悔のお部屋があり、そこで祈れるようになっていました。静かにお祈りをしたい時、ベットのよこや、キッチンのテーブルで祈るのももちろんよいのですが、こういうところがあるとよりお祈りに集中できるような気がするのは、わたしだけでしょうか?
アメリカのゴスペルグループのコンサートを、パリ最古の教会でするようです。良さそうですね。
じゃーん!こちらは、あのルイ14世が作ったベルサイユ宮殿の中にある礼拝堂です。ガイドさんの案内によると、ルイ14世は毎日365日必ずここで礼拝を捧げてから一日が始まったとの事です。毎日礼拝・・・、すごい事です。
で、こちらがルイ14世。服飾関係の仕事をしている友人は、白いタイツと赤いハイヒールがとても気に入ったようでした。
St-Sulpice教会。映画「ダビンチコード」のモデルになった教会だそうです。
教会堂の中にはあちらこちらにローソクがともされています。だいたい、ローソクは2ユーロぐらいで売られていました。(教会経営もいろいろ大変なのでしょうか・・)
どこの教会堂にもすごいパイプオルガンがありました。バッハはパイプオルガンの奏者だったそうですが、すごい音楽家と教会はきってもきれない関係にあったようです。
旧約聖書の礼拝の場には、当時の最高の建築家、最高のアーチスト、最高の音楽家、最高の装飾家たちが最高の物を主に捧げようとしている事が書かれています。このような美しい建造物を残した人々の思いを考えながら、自分の最高のものを主にお捧げする精神を大切にしたてゆきたいと、しばし静かな時を持ちました。
マダム
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