コーラスは調和が大切、つまりはお互いを認めあう事 | 小澤俊夫昔話へのご招待

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こうしてあなたは若返って、鷲のように新たになる。  詩篇103:5
先日当ブログでPodcastの朗読番組「Sound Library」の「Sound Library 世界で一つだけの本」と言う番組の事を書きました。
もう一つ好きな番組で「小澤俊夫昔話へのご招待」と言う番組があります。
小澤俊夫先生(ドイツ文学者・筑波大学名誉教授)のお話はとても楽しく、興味深く拝聴しています。世界中の昔話を語って下さり、そのお話の説明もとても豊かで面白く、先生の放送を学校の楽しい講義を聴講している学生さんになったような気分になります。
この番組中、小澤先生のお話の中で時折、昔話とは関係のない、先生が関わっている合唱グループの話が出てきます。
自分の合唱グループがドイツに旅行中、立派なパイプオルガンのある教会を見学しながら、その教会のスタッフに頼んで、そこでパイプオルガンをバックにみんなで歌って来られた、などの話が出てきます。「とても気持ちがよかった!」などと言うお話を聴いて、面白い方だなあと興味を持ちました。
小澤先生は現在85歳だそうですが、とにかく前向きで、今関わっているものすごい昔話プロジェクトのお話をされる時、「わくわくする」「歳をとっている暇がない」などの言葉がポンポン出てきて、聴いる私の心も明るくなります。
私はこの先生がどなたなのか全く知らずにこの番組を聴いていたのですが、3月25日の「小澤先生とコーラスの話」を聴いてびっくりぽん!でした。
この小澤俊夫先生の実弟があの「世界の小澤征爾さん」だったのです!
このお話の中に、お母様がクリスチャンで教会にみんなで行って賛美歌を歌っていた、帰ってきてから4人の息子たちと賛美歌をアカペラでコーラスした、俊夫先生のお兄様が弟の征爾さんにピアノを教えた、俊夫先生が征爾さんに最初に指揮の振り方を教えたなど、大変興味深い逸話をたくさん拝聴しました。
「和音のはじめは、ギリシャ人が自然界の音の中から見つけた」などの話も出てきたり、コーラスは調和が大切、つまりはお互いを認めあう事に通じると言う話は、今とても大切な事だと気付かされます。音の調和の完成を目指し、私も日々励んでいきたいと心から思いました。
私たちNCM2もコーラスグループとして、お互いを認め合い調和する事がとても大切だと常に感じています。来月日本のミディ・レコードからリリースされるNCM2結成30周年を記念した新しいアルバムプロジェクトに収められている作品は、まさに「お互いを認め合い調和する事」の集大成になりそうです。皆様、どうぞお楽しみに!
マダム


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