パリのテロ事件があった地域に住む、友だちからのEメール

 写真は4年前のパリ旅行の時に取りました。マレ地区のユダヤ人通りで、安くて美味しいファラフェル サンドウィッチを食べました。若者のオーソドックスユダヤ人が楽しそうに、集まってした。

写真は4年前のパリ旅行の時に取りました。マレ地区のユダヤ人通りで、安くて美味しいファラフェル サンドウィッチを食べました。若者のオーソドックスユダヤ人が楽しそうに、集まってした。

新年早々、パリでは大変なテロ事件がありました。
あの事件があった場所や、現在厳戒態勢にあるエリアには、パリ在住の大学時代の旧友、Mさんが住んでいます。
私も4年前にパリの訪れた時に、Mさん宅に滞在して、毎日のんびりパリ市内の観光や、近所の散歩を楽しんだりして、時にはパリ郊外のMさんの別荘に行ったりと、とても快適に過ごさせて頂きました。
安くて美味しいユダヤ(イスラエル)料理のテイクアウトを買っていた場所で、あんなテロ事件が起きたなんてとても信じられない思いです。
そして事件後、Mさん宅の近くでテロ攻撃への抵抗を示す大規模デモ行進があった事を知りました。
早速、Mさんにメールで安否を確認したところ、渦中の人にしか分からないであろう、とてもポジティブなメールが返信されてきました。私はそのメールにとても励まされ、感動しました。彼女の了承を得て、そのメールを下記にご紹介させて頂きます。かの地の平安を祈りつつ。(マダム)

パリ在住の旧友、MさんからのEメール

メールありがとう。事件のあった新聞社は、私が教えている語学学校の2本隣の通りにあり、近所にはテレビ局のパラボラ付きライトバンが並び、今でもお花やろうそくがあちこちに捧げられています。
またユダヤのスーパーが襲撃されたときは、用事でそう遠くない場所にいたり、と今回の事件はかなり身近に感じましたが、だからといって怖い、という気持ちは全くありません。それよりも驚きと怒り、そして悲しみの方が大きく、またこれは始まりであって、決して終わりではない、という気持ちですね。フランス全体が同じ様に感じていると思います。
でも、フランスだからというより、いつどこにいても事件に出くわすときは出くわすし、それは避け用のない物だから、毎日今まで通りに普通に暮らしています。安心して下さい。
先日の大規模なデモに、もちろん私も参加しましたが、その体験はとてもポジティヴで、人間も世界もまだ捨てた物ではない、と明るい希望に満たされました。だから、こんな物騒な世の中でも、お互い前を向いて、背筋を伸ばして生きて行きましょう。(M)



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