砂漠の街ロサンゼルスに1週間も毎日雨が降り続いています。TVニュースでは1920年ぶりの大雨だとか・・・これってほんとうかなぁ?
そんな雨にも、渋滞のフリーウェイにも負けずハリウッドのパンテージ・シアターへ。昔から観たい観たいと思いながら、なかなかチャンスがなかったミュージカル ブロードウェイ・ミュージカル・ウエスト・サイド・ストーリー(West Side Story)のロサンゼルス公演をついに観る事ができました!!
火曜のそれも雨の夜にも関わらず、パンテージ・シアターは満員御礼。セットはシンプルでしたが、歌、ダンス、歌、ダンスと本来のミュージカルの醍醐味をたっぷりと味あわせてくれました。
アメリカのライブステージの楽しみのひとつは観客の派手な反応が面白い事です。隣の席のわたしの娘が「前のおじさん、もう泣いている!」ってこっそりと教えてくれました。この時はまだショーが始まって半分ぐらいで、泣くシーンではありません・・・こんな感じだからラストシーンではあちらこちらですすり泣き、嗚咽が聞こえてきます。
今回のショーが映画と違ったのは、プエルトリコ系アメリカ人のグループSharkのメンバーが、台詞の半分以上をスペイン語でしゃべっていた事でした。
英語も強いアクセントで話します。何を言っているのか分からなくとも、ストーリーを知り尽くしているので、スペイン語も何となく分ったような気分になり、これがかえってリアルな感じ良かったです。
ブロードウェイ・ミュージカル・ウエスト・サイド・ストーリー1957年が初演と言う事ですが、まったく古さを感じさせません。何故ならロミオとジュリエットのお話、LAのギャング抗争、そして今でも世界中の至る所で民族間の戦いは続いているのですから・・・憎しみが世界から無くなる日を待ち望みつつ、シアターを後にしました。
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