聖歌392番「神はひとり子を」は、以前所属していた日系アメリカ人教会でお会いした、神様に忠実で信仰深い先輩クリスチャンが自分の愛唱歌だと教えて下さった讃美歌です。
この歌詞「ああ、神は愛なり。汚れはてし我さえも愛したもう、神は愛なり」の特に『汚れ果てし我さえ』のパートに深い感銘を受けました。
その美しいメロデイーの中に深い神様の愛を思う素晴らしい讃美歌は、私の愛唱賛美歌にもなりました。どのような人にも色々な人生があり、神様に許して頂かなければならない、許して頂きたい出来事があります。
今ではイエス・キリストによる許しを信じて、静かで穏やかに過ごしている方々にも、若い頃は色々な事があったのでしょう。信仰の先輩方がどのような人生を歩み、どのようにイエス様の愛を受け取る事ができたのだろうと、今はお話しを伺うことが叶わなかった事が残念でなりません。
この賛美「神はひとり子を」で、アーメンクワイヤーの母と呼ばれたエレナを思い出します。彼女は私が所属している教会の大先輩で、当時は彼女は高齢者施設にいたのですが、私たちアーメンクワイヤー(教会のシニア・クワイヤ)の訪問をいつも楽しみに待っていて下さいました。
車椅子の生活で、ほとんど動けない体でありながら、足でリズムを刻みながら素敵な笑顔で同じ病院の部屋を訪ねては、そこにいる一人一人に、ヨハネ3:16のみ言葉を語っていました。(聖書の中でも最も有名なみ言葉ですね)
” For God so loved the world that He gave His only begotten Son, that whoever believes in Him should not perish but have everlasting life”「神はひとり子を賜ったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じるものがひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。」ヨハネ3:16
エレナは私たちアーメンクワイヤーを心の底から愛して下さいました。私たちもエレナのいる高齢者ホームへ訪問する日は、彼女に会えるのをとても楽しみにしていたものです。
高齢になって身体が思うように動かなくなっても、エレナのように人を愛し、人々に愛されて生きていく事の喜びを、イエス様はエレナの晩年を通して教えてくれました。この聖歌392番「神はひとり子を」は、エレナと日系教会の一世の先輩たちの証しの賛美歌です。
「神はひとり子を賜ったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じるものがひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。」ヨハネ3:16
マツオ・ユリ
聖歌392番「神はひとり子を」
歌詞 三谷種吉 / 曲:作者不詳
歌:マツオ・ユリ (Yuri Matsuo) & クロサワ・リン (Lynn Kurosawa)
編曲/ピアノ:ミチコ・ヒル (Michiko Hill)
テナー:イ・ジュンソク (Junseok Lee)
Videographer:Yoshio Maki a.k.a. Taicho
Sound Engineer: Jim Scheffler
聖歌392番「神はひとり子を」
歌詞 三谷種吉 / 曲:作者不詳
神はひとり子を たもうほどに
世人(よびと)を 愛したもう
神は愛なり
あゝ神は愛なり けがれはてし
われさえ愛したもう
神は愛なり
罪をばおかして 神にそむき
てきとうわれさえ
なお愛したもう
あゝ神は愛なり けがれはてし
われさえ愛したもう
神は愛なり
罪ゆるさんために われにかわり
イエスきみ十字架に
死にたまえり
あゝ神は愛なり けがれはてし
われさえ愛したもう
神は愛なり
いざとく来りて 神の愛に
汝身をゆだねよ
すくわるべし
あゝ神は愛なり けがれはてし
われさえ愛したもう
神は愛なり
「神はひとり子を」
聖歌392番(新聖歌89番)
歌詞 三谷種吉
曲 作者不詳
#聖歌#賛美歌
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